西武菊池が初の開幕勝利を挙げた。2年連続の開幕マウンドは、初回にいきなり見せ場がきた。1回1死一塁で、大谷と4年ぶりの対決。1ストライクから3球連続で内角を厳しく速球で攻めると、最後は外角低めのボールになるスライダーで空振り三振を奪った。
「日本ハム打線には中田さんもレアードもいる。でもやはり、大谷が打てば相手は乗ってくる」。単に注目度が高いだけでなく、試合を分けるポイントだととらえていた。6回には1死から大谷に右前打を許したが、続く主砲中田を150キロの真ん中高め直球で空振り三振に。最後まで、攻撃の口火を切らせなかった。
岸が移籍した今季、辻監督からエースに指名された。「1年通して活躍しないと」と技術面、体力面だけでなく、日常生活まで見直した。「食材が本当に体に合っているのか」と、血液サンプルを米国に送っての精密アレルギー検査まで行った。牛乳がアレルゲンであることが判明。体調管理がしやすくなった。
好調時にかえって、指にまめをつくり降板することもあったが、皮膚を強くするサプリ摂取で対策。「どんな理由であれ、エースが降板すればチームの雰囲気は悪くなる。1イニングでも長く投げられるよう、細かいところまで突き詰めたい」。真のエースへまい進する1年が始まった。



