ヤクルト・バレンティンのみそぎの一打も勝利に結びつかなかった。前日の乱闘騒ぎから一夜明け、打席では冷静だった。1点を追う4回1死二塁、カウント0-2と追い込まれると意識を変えた。「1点ビハインドだったので、かえす打撃を心がけました」とコンパクトにスイング。阪神秋山の142キロツーシームを中堅へはじき返し、一時同点となる適時打を放った。
謝罪が胸にあった。前夜に仲間を守る行為だったとはいえ、ファンや子どもたちに申し訳ないと自身のインスタグラム(SNS)を更新。この日も試合前練習を終えると「ファイト、ダメね」と口にし、反省。試合の入りが難しくなかったかと問われても「そういうのはなかった」と気持ちを切り替えていた。
敗れたが真中監督も「手を尽くして敗れたからしょうがない」と淡々と振り返った。騒動を引きずらず、カードの勝ち越しに挑む。
◆4日の阪神-ヤクルト戦大乱闘VTR 先発の阪神藤浪は1回に山田、バレンティンの顔面付近へボールを投げるなど制球が定まらず、5回には畠山の左肩に死球。これに両軍がベンチから飛び出し、バレンティンが突っ込むと、飛び込んだ先で倒れていた矢野コーチに跳び膝蹴りで反撃される乱闘に発展。バレンティンと矢野コーチは、暴力行為で退場処分を受けた。



