最終盤のミスに泣いた。日本ハムは、楽天戦で同点の9回に、途中出場の大累進内野手(26)が決勝点を献上する適時失策を犯し、接戦を落とした。失策数はリーグワーストの21。連勝は2でストップ。4月を6勝19敗の最下位で終えた栗山英樹監督(56)は「経験したことを、大きな意味を持って生かせるように。必死に戦っていきます」と、5月以降の反攻を誓った。

 白星が、転がった。痛恨の悪送球がグラウンドを転々とした。同点の9回1死二塁。二塁ゴロを処理した大累が、決勝点を献上する適時失策を犯した。栗山監督は「もちろん、ミスが多い方が勝ちづらくなる。勝ちきれないのは誰のせい? 監督のせい」。チーム失策数はリーグワーストの21。低迷から脱せないまま、4月を終えた。

 楽天岸を追い詰めた7回に伏線があった。同点に追いつき、なお1死一、二塁の好機。栗山監督は石井一に替えて、代打の切り札・矢野を送った。「チャンスは(多く)ないと思っている。今日みたいな展開に持ち込むしかない」。最少失点で粘る投手陣と終盤に好機をつくった打撃陣。だが矢野、続く大野が倒れ、もう一押しが足りなかった。

 石井一を下げたため、二塁に起用したのが大累だった。今季4試合目の出場で、二塁の守備は初めて。打者走者が俊足の聖沢ということもあり、大累は「急がなきゃアウトを取れないと思った」。一、二塁間の難しい打球だったが、体が流れ、送球はそれた。

 連敗を10で止め、仕切り直しの連勝は2でストップ。指揮官は「少なくとも4月が終わる前に、ファイターズらしく、と思っていた。この1カ月で経験したことを、大きな意味を持って生かせるように。必死に戦っていきます」。明日2日からは、同じく調子の上がらない5位ロッテとの本拠地3連戦。浮上のきっかけにする。【本間翼】