巨人終身名誉監督の長嶋茂雄氏(81)が4日、故郷の千葉・佐倉市の「長嶋茂雄記念岩名球場 改修記念式典」に参加後、イースタン・リーグの巨人-ロッテ戦の始球式に登場した。

 背番号3のユニホームを着用し、右打席に入った。市川優斗君(11)が投げた初球が外れると、長嶋氏は打席から離れずに2球目を要求。次もボールで見逃したが、3球目と4球目は左手で握ったバットでスイングし、スタンドから歓声を浴びた。「球は見えなかったよ」と照れ笑いしつつ「野球の好きな方はいっぱいいる。やっぱり野球はいいものだなという空気を、あらためて感じました」とうれしそうに語った。

 試合前には、自身がモデルとなったブロンズ像の除幕式に出席した。