阪神ドラフト2位小野泰己投手(23=富士大)のプロ初勝利は、またお預けとなった。4回まで無安打に抑えるなど6回を2安打1失点。だがまたも打線の援護なく、6回2死三塁から許した大島の適時打1本に泣いた。チームは今季最長の6連敗を喫したが、ルーキー右腕の好投が希望の光。次回7月4日からのDeNA3連戦でこそ、7度目の正直で初白星をつかみたい。
小野の初勝利は6度目挑戦でもかなわなかった。だが登板を重ねるごとに成長の軌跡をみせた。終始カウント有利に中日打線を攻め、5回1死までノーヒットピッチングを披露。テンポ良く試合を進めた。6回に中日大島の適時二塁打で1点は失ったが、失点はこの大島の一打のみ。連敗中のチームに、ドラフト2位ルーキーが明るい希望をともした。
小野 ストレートも変化球もしっかりと腕を振って投げることができました。課題にしていた立ち上がりもスムーズに立ち上がることができました。ただ、前回登板の楽天戦同様に後半の入りの6回に失点を許してしまいました。
初登板から毎試合制球に苦しみ、四球からリズムを崩した。だが徐々に内容は良くなってきた。前回18日楽天戦は黒星を喫したが、7回1四球1失点。前々回の6四球から大幅に制球力を改善し、楽天岸とほぼ互角の投げ合いを披露した。
この日も安定した投球で5回まで0封。勝てるチャンスだっただけに、6回の1失点がもったいなかった。1死から中日京田に四球で出塁させた。4度けん制して警戒したが、4球目に盗塁され、さらに味方のミスも重なり三塁まで到達された。2死までこぎつけたが、大島に左翼線への二塁打でついに試合の均衡を破られ、この1点に泣いた。
小野 ゲームの後半の壁を越えていけるように、力をつけていきたいです。
2回り目以降の抑え方を課題に挙げ、前を向いた。金本監督は「前回同様、1失点か。ナイスピッチングですよ。四球が点につながってしまったが」と四球に注文をつけたが、合格点を与えた。次戦は7月4日からのDeNA3連戦が濃厚。課題をクリアし、7度目の正直で白星をつかみたい。【山川智之】



