節目の試合で、また過去の自分を超えた。日本ハム大田が4回、満塁の走者を一掃する決勝の3点適時二塁打を放った。「(大谷)翔平がいいピッチングをしている中で、いいタイミングで点が取れて良かった」。守りながら、快投を続ける背番号11の後ろ姿を見て刺激を受けていた。「見ていてもピリピリしていた。(自分に)良い結果を出させてくれた」と、バットで大きく援護した。

 これで今季42打点目。巨人時代の8年間で記録した40打点を上回った。すでにシーズンの規定打席も到達。本塁打数(14)、安打数(107)も前年までの通算記録を超えているが「試合に出続けることが、本当に幸せだなと思った」。この日で116試合目の出場。もちろんキャリアハイとなる数字を積み上げる度に、秘めていたポテンシャルを引き出してきた。

 転機の1年を、着実に飛躍のきっかけにしようとしている。開幕は故障で出遅れたが、戦列復帰後はがむしゃらに、やれることを貫いてきた。シーズンは残り2試合。「プロのプレーを見せられるように、しっかりやりたい」。最後まで泥臭く、全力を尽くして9年目を締めくくる。【木下大輔】