プロ野球ドラフト会議が今日26日、都内で行われる。静岡県勢注目は、1位指名が有力視されるヤマハの最速157キロ右腕・鈴木博志投手(20=磐田東)。「あまり考えすぎないようにしていますが、『静岡から1位』で行きたい思いはあります」と落ち着いた表情で「運命の日」を待つ。

 掛川市生まれの鈴木博は、中日などが熱視線を送る今年のドラフト候補最速投手。「ずっと地元でやってきて、応援も身近に感じますし、声援はすごく力になっています」と地元ファンへの感謝の気持ちを口にした。県勢の1位は、14年ヤクルトのヤマハ竹下真吾投手(27)、同年中日の三菱日立パワーシステムズ・野村亮介投手(24=静清出)以来となる。

 このほか県関連では大学生4人、高校生6人がプロ志望届を提出している。亜大・高橋遥人投手(4年=常葉学園橘出)は最速151キロを誇る大学屈指の左腕で、上位指名が予想される。高校生では最速143キロで通算36本塁打の投手兼内野手、比屋根彰人(3年)が注目される。磐田東・寺田祐貴外野手、オイスカ・玉木隼斗内野手、沼津工・柴原巧武外野手(いずれも3年)は、独立リーグ挑戦を目的とした志望届の提出となる。【鈴木正章】