ポスティングシステムによるメジャー挑戦を決断した西武牧田和久投手(33)が、米エージェント会社のCAAスポーツと契約を結ぶことが9日、有力となった。

 CAAスポーツは日本ハム大谷の代理人となったネズ・バレロ氏が所属するスポーツ代理人会社の最大手。移籍市場の動きによっては、所属球団の決定が年明けまでかかる可能性もあるが長期戦も覚悟し、海を渡る準備を整える。

 球団側は、牧田の挑戦を後押しする方針を決めている。今オフのポスティングシステムが現行ルールの継続となった場合、西武が譲渡金を設定する。この設定額が大きくなると、獲得意思のある大リーグ球団が二の足を踏むことも起こり得る。渡辺SDは「(移籍の)ハードルにならないように決めるつもりでいる」との考えを示した。