経営再建中でスポーツ活動の見直しを表明している東芝は、都市対抗大会優勝7度を誇る野球部がトヨタ自動車に5-9で敗れ、今シーズンが終了した。

 工藤賢二監督(42)が「まだ何も言われていないので、本当に与えられたところを一生懸命やるだけ」と話したように、選手は動揺することなく試合に臨んだ。3回までに8点と大量失点したが、ベンチ前で円陣を組んで林裕也主将(30)が「諦めずにつなぐ姿勢でやるぞ」と鼓舞し、六回には5連打で4点を返す粘りを見せた。

 駒大苫小牧高(北海道)で夏の甲子園大会2連覇を達成している林主将は「いろんなことがある中で、ことしは結果を出すこと、プレーで元気を与えることを考えていた。やりがいはあった」とシーズンを振り返った。

 東芝の幹部は9日の記者会見で、野球やラグビーなどのチーム運営について「構造改革の一環として経費に見合う効果があるかどうか洗い出しの最中だ」と述べていた。