通算128勝左腕がついに“開幕”する。巨人内海が7日、川崎市のジャイアンツ球場で1軍投手練習に参加。今季初先発が予定されている10日阪神戦(東京ドーム)へ向け「僕にとっては開幕戦なのでガチガチに緊張すると思う。それを受け入れて自分の投球をしたい」と気合を込めた。

 背中で存在を示す。昨季2勝に終わり、今季は新人だった04年以来のキャンプ2軍スタート。開幕後も2軍暮らしが続いたが黙々と鍛錬を重ねた。イースタン・リーグで5試合に登板し1勝1敗、防御率1・57。現在14回連続無失点中と好調を維持し、チャンスを引き寄せた。「『内海は終わった人』と思う人もいるかもしれない。でも1軍で結果を出して、ファームで一緒に汗を流した若手が『俺も頑張ろう』と思ったらジャイアンツのためになる。そう思って投げたい」。プロ15年目のベテランに求められる役割も理解し、結果を追い求める。

 3日の広島戦で先発予定だったが、雨天中止の影響で登板機会が消滅。現役最多通算25勝、対セ・リーグでは防御率トップと好相性の阪神戦が巡ってきた。「どの相手でも同じ。今までやってきたことを信じてやりたい」。白星がつけば球団4人目の14年連続勝利。継続を力に逆境をはねのける。【桑原幹久】