西武先発の多和田真三郎投手は、5回2安打2失点(自責1)で3敗目を喫した。

 140キロ台後半の真っすぐで押し込み、スライダー、フォーク、カーブを織り交ぜた。いつものスタイルで0を重ねていった。だが、4回、先頭乙坂に味方の失策で出塁されると、1死から宮崎に先制を許す2ランを浴びた。6回2死満塁で打席が回り、代打を出されたため、5回で降板となった。

 「直球は良かったと思います。ただ、ここ2試合とも1発を打たれている。そこは、しっかり考えないといけない。ホームランは、スライダーが抜けました。状態自体は悪くない。反省するところは反省して、やっていきたい。勝負どころで抑えられるように」

 ここまで7勝。一時はリーグトップの勝ち星を挙げながら、この1カ月は白星から遠ざかっている。交流戦が終わり同一リーグとの戦いが再開するのを前に、前向きに話していた。