石巻専大は4-3で日大工学部に逆転勝ちし、前日25日に雷雨ノーゲームになった再戦を制した。2点を追う6回表、敵失と犠飛で勝ち越し、3投手の継投で逃げ切った。

前日は1点ビハインドの3回裏1死満塁の攻撃中に雷雨ノーゲーム。この日も23分間の雷雨中断を挟む戦いだった。春季リーグ終了後、主力4年生が抜け、先発野手で残ったのは3番・伊藤甲斐内野手(4年=専大北上)だけ。酒井健志監督(40)は「諦めずに勝ちを拾えた。若いチームなのでいい経験になったと思う」と成長途上を強調した。

最速146キロ右腕エース菅野一樹(3年=聖和学園)が7回を6安打2失点と粘投。前日先発の横手投げ右腕・松沢寛人(2年=糸魚川)が1回2/3を1失点で逃げ切った。リーグ通算16勝目を挙げた菅野は「先頭を出す回が多かった」と反省した。春は準優勝に終わり、優勝した東日本国際大は横手投げの2投手を軸に全国8強入りした。同じ横手投げの松沢は「同じリーグにいいお手本がいるので参考にしたい」と3季ぶり7度目の優勝を目指す。