阪神西岡剛内野手(34)が2日午後1時、球団から戦力外通告されたことを、インスタグラムで明かした。

「今シーズンをもちまして阪神タイガースのユニフォームを脱ぐことになりました。カッコつけた言い方をしましたが、10月1日に戦力外通告を受けました」

球団発表は午後5時だっただけに、約4時間のフライング。谷本球団副社長は「昨日、話している時、自分で発表したいのではと感じていましたが、こんなにすぐとは…」と困惑気味。インスタグラム更新後も本人と話をしたと言い「意思を確認しました。こちらとしてはセレモニーをやる用意はあるとお伝えしたんですが、考えさせてください、ということで」と、やりとりを明かした。

金本監督らへの感謝をつづった西岡は、投稿の終盤に「次の新たな目標は小さい頃目標にしていたプロ野球選手になることが今の目標です!」と書き込み、現役続行を希望した。来季の構想から外れているが、この日も出場選手登録を抹消されず、CSを目指す1軍広島遠征に同行。戦力としてベンチ入り。今季はここまで23試合で打率1割3分2厘だった。

◆西岡剛(にしおか・つよし)1984年(昭59)7月27日、大阪府生まれ。大阪桐蔭では3年夏に甲子園出場。02年ドラフト1巡目でロッテ入団。05年にレギュラーに定着し日本一。10年は内野手、両打ちで初の200安打超え、プロ野球最多となるシーズン27度の猛打賞をマークし、最多安打、首位打者を獲得。主将としてもリーグ3位からの「下克上」日本一に貢献した。同年オフにポスティングシステムでツインズ移籍。12年9月に自由契約となり阪神入団。06年WBC、08年北京五輪出場。ベストナイン4度、ゴールデングラブ賞3度。182センチ、81キロ。右投げ両打ち。今季推定年俸7500万円。