プロ野球選手も安定志向? 日本野球機構(NPB)は13日、今秋に若手選手らに行った「セカンドキャリアに関するアンケート」の結果を発表し、引退後の「やってみたい仕事」で「一般企業で会社員」が15・1%で、07年の調査開始以来、初めて1位となった。昨年まで5年連続1位だった「高校野球の指導者」は、11・1%で4位だった。

1位の「一般企業で会社員」は、前年の6・8%から倍増。3位には「社会人で現役続行」がランクインした。NPB嶋理恵子課長は「球界に残れても『サードキャリア』の問題もありますし、高校野球の指導者も狭き門。安定志向が強まり、より現実的になっているのではないでしょうか」と分析した。

アンケートは今秋のフェニックス・リーグに参加した12球団の現役若手選手を対象に行い、252人が回答(回収率95・1%)。平均年齢は23・5歳だった。

▼引退後に「やってみたい仕事」のアンケート結果は以下の通り

<1>一般企業で会社員…15・1%

<2>大学・社会人指導者…12・3%

<3>社会人・クラブチームで現役続行…11・5%

<4>高校野球の指導者…11・1%

<5>海外球団で現役続行…8・7%