阪神矢野燿大監督(50)が新戦力の西勇輝投手(28=オリックス)とオネルキ・ガルシア投手(29=中日)に“捕手教育”を期待した。ともに球威だけでなく制球など投球術で勝負するタイプ。捕手目線で「いい勉強になる」と歓迎した。今オフの大型補強が、レギュラーを争う梅野や原口ら捕手陣のレベルアップに一役買いそうだ。

<阪神 来季の正捕手候補>

◆梅野 121試合で先発マスクをかぶった。盗塁阻止率リーグ2位と強肩も示しゴールデングラブ賞獲得。正捕手最有力。

◆原口 代打で23安打を放った。無類の勝負強さを誇る打撃力を武器に、捕手としての出場機会も増やす。

◆坂本 冷静で落ち着いたリードに定評がある。昨季2本塁打を放ったように、ツボにはまれば1発長打もある。

◆岡崎 円熟味を増すリードで、守備面での投手陣の信頼は厚い。今季は出場試合数を減らしたが、まだ老け込むには早い。

◆長坂 2年目の今季はプロ初スタメンを経験し、初安打も放った。課題の打撃面を向上させれば、大きく成長する可能性も。