成長への手がかりを足で稼いだ。巨人ドラフト1位の高橋優貴投手(21=八戸学院大)が20日、新人合同自主トレの休日を返上し、川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを行った。

田口、池田とともに約2時間、体を動かした。春季キャンプで1軍メンバー入りが濃厚な左腕は「半日休みがあれば十分かなと。1日休んでいられるほど余裕もないので」と汗をぬぐった。

先輩左腕2人とは球場で遭遇し、声をかけられた。新人以外の選手と練習をともにするのは初めて。序盤は緊張の色も見せたが、徐々に会話も増え、和気あいあいとした雰囲気で練習に取り組んだ。キャッチボールでは「フォームがすごく安定していましたし、真っすぐの質が自分とは全く違いました」と違いを実感。「一緒に練習をやる機会を持ってくださったので、いい経験になりました」と充実した表情で帰路へ就いた。