がむしゃらにレギュラーをつかみにいく。巨人吉川尚輝内野手(23)が20日、川崎市のジャイアンツ球場では今年初となる自主トレを行った。

ノックやティー打撃などで約2時間、汗を流した。若手主体で実施予定の2月3日のチーム初実戦へ「『しっかり調整』とか言っている場合じゃないので。みんな必死になってやる。スタートは大事なので、最高のアピールができれば」と気持ちを高ぶらせた。

2年目の昨季は「2番二塁」で開幕スタメンをつかみ、坂本勇の離脱後は遊撃でスタメンに名を連ねるなど92試合に出場。だが、8月のDeNA戦で一塁へのヘッドスライディングを試みた際に左手を骨折。残りのシーズンを棒に振った。昨オフは坂本勇と自主トレをともにしたが、今オフは単身で実施。パワーアップへの増量に加え、動作解析などでケガをしにくい体の使い方を学んだ。「もう競争は始まっていると思うので、1日1日を必死にやっていきたい」と気を引き締めた。