今年は「世界のギータ」だ! ソフトバンク柳田悠岐外野手(30)が西武との開幕戦(ヤフオクドーム)を翌日に控えた28日、自身の本塁打数に連動した寄付活動の詳細を発表した。本塁打1本につき、昨年と同じく児童施設に10万円、新たに国連の「世界食糧計画」に20万円と支援の手を広げる。リーグV奪回、3年連続日本一、そして世界の子どもたちのために打ちまくる。
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開幕前日の柳田は、すがすがしい表情だった。フリー打撃ではバックスクリーン中段にたたき込むなど、40スイングで17発。強烈なデモンストレーションを終えると、カラリとした笑顔で「久しぶりにバッティングが良かった」。自己評価の厳しい主砲が珍しく、自画自賛した。今年に入って最高の状態で「3・29」を迎える。
本塁打を打ちたい理由がまた増えた。昨年から寄付活動をスタート。本塁打1本につき30万円、ポストシーズンを合わせて39本を放ち、1170万円を福岡市内の児童施設に寄贈した。今年はさらに、支援の規模を世界に広げる。本塁打1本につき、昨年と同じく家族と暮らせない子どもらを支援するNPO法人を通じて児童施設に10万円、さらに20万円を「世界食糧計画」に寄付すると決めた。
柳田は「世界にも食事を満足に取れない子どもたちがいる。そういう子たちを、自分の力で少しでも助けられたら。自分のモチベーションにもなるし、たくさんホームランを打ちたいという気持ちは毎年、毎年、大きくなっています」。本塁打1本が、40人の1年分の給食になるという。
昨季は首位打者も取り、本塁打も自己最多36本打ったが、さらに上を目指す。「昨年より打ちたい。まずは昨年を超えるのが一番。37(本塁打)がまずは目標です」。打撃全部門でのキャリアハイ更新、特に本塁打ではOB小久保氏のシーズン最多記録を上回る45本以上が目標だ。
開幕戦ではいきなり昨季王者の西武と激突。打順は「初回に必ず回ってくる」という柳田の希望どおり、3番が濃厚だ。「いきなり強いチームとやる。厳しい戦いになると思うけど、精いっぱいやりたい」。勝利をもたらす1発で、福岡を、日本を、世界を明るく照らす。【山本大地】



