ロッテ加藤翔平が思いをバットに乗せた。

2点リードの3回2死満塁、ソフトバンク武田の初球を右前へ。「清水バッテリーコーチに『変化球があるけど結局はストライクかボールの二択だからな』と言ってもらったことが心に残って、楽な気持ちで打席に向かえた」。ダメ押しの2点適時打。第1打席で遊ゴロに打ちとられたカーブを捉えた。

開幕から2番でスタメン出場を続けた。11日終了時点で打率3割5分6厘と好調も、その後4戦で16打数無安打。前日17日には先発を外れ、この日は8番に打順を下げた。「長かったです。ほっとはしたが、その後2打席凡退してしまっているのでほっとしている暇はない。今日の反省はして明後日を迎えられるようにしたい」と気を引き締めた。

チームは、ソフトバンク相手に18年5月以来の3連勝。井口監督も「よくやってくれた。投手陣がしっかりとゲーム作ってくれてますので、打者が何とか点を取れば勝てる展開になってきた」と手応えを得た。