清原和博、野茂英雄、松井秀喜、松坂大輔、田中将大、大谷翔平…。野球界に数多くのスターが登場した平成が幕を閉じ、新たに令和の時代が始まる。平成の野球界の主なトピックスをまとめた。
元年(1989年)
日本シリーズ 巨人4-3近鉄
センバツV 東邦
夏の甲子園V 帝京
トピックス ロッテ村田が200勝
野茂が8球団ドラフト1位指名
- 200勝を達成し、花束を手に笑顔を見せるロッテ村田兆治(1989年(平成元)年5月13日撮影)
平成2年(1990年)
日本シリーズ 西武4-0巨人
センバツV 近大付
夏の甲子園V 天理
トピックス 開幕戦で巨人篠塚の本塁打判定で混乱
日本ハム柴田が無安打無得点
平成3年(1991年)
日本シリーズ 西武4-3広島
センバツV 広陵
夏の甲子園V 大阪桐蔭
トピックス 湾岸戦争で海外キャンプ中止
12月に甲子園ラッキーゾーン撤去
- 甲子園球場の外野、ラッキーゾーン入れた全景(1990年3月8日撮影)
平成4年(1992年)
日本シリーズ 西武4-3ヤクルト
センバツV 帝京
夏の甲子園V 西日本短大付
トピックス 星稜松井が5連続敬遠
巨人が長嶋監督の就任発表
- 第74回全国高校野球選手権大会 星稜対明徳義塾 星稜・松井秀喜は5打席目もこの日5回目の敬遠を受ける(1992年8月16日撮影)
平成5年(1993年)
日本シリーズ ヤクルト4-3西武
センバツV 上宮
夏の甲子園V 育英
トピックス 大洋が横浜ベイスターズに
FA制度導入
ドラフトで逆指名制度が導入
- 「横浜ベイスターズ」としての初勝利を挙げ、笑顔で握手するサヨナラ満塁本塁打を放った進藤達哉(左)と近藤昭仁監督(1993年4月16日撮影)
平成6年(1994年)
日本シリーズ 巨人4-2西武
センバツV 智弁和歌山
夏の甲子園V 佐賀商
トピックス オリックス・イチローが210安打
巨人槙原が完全試合
大リーグ史上最長ストライキ
- 巨人槙原寛己投手は16年ぶりに完全試合を達成して喜ぶ、左は長嶋一茂三塁手(1994年5月18日撮影)
平成7年(1995年)
日本シリーズ ヤクルト4-1オリックス
センバツV 観音寺中央
夏の甲子園V 帝京
トピックス 阪神淡路大震災
野茂が大リーグデビュー
巨人原、阪神真弓が現役引退
- オープンカーで場内を一周する原辰徳は、ファンの温かい声援に感極まって涙がこぼれ落ちた(1995年10月8日)
平成8年(1996年)
日本シリーズ オリックス4-1巨人
センバツV 鹿児島実
夏の甲子園V 松山商
トピックス 巨人斎藤が3年連続開幕完封
アトランタ五輪銀メダル
清原がFAで巨人移籍
- アトランタ五輪・野球決勝戦 日本対キューバ キューバに敗れ銀メダルの日本ナイン(1996年撮影)
平成9年(1997年)
日本シリーズ ヤクルト4-1西武
センバツV 天理
夏の甲子園V 智弁和歌山
トピックス 大阪ドーム、ナゴヤドームが完成
ロッテ伊良部がヤンキース移籍
- ヤンキース入団会見終了後、伊良部秀輝は代理人のダン野村氏と握手を交わす(1997年5月30日撮影)
平成10年(1998年)
日本シリーズ 横浜4-2西武
センバツV 横浜
夏の甲子園V 横浜
トピックス 巨人ガルベスが審判にボールを投げつける
横浜38年ぶり日本一
日本ハム落合引退
- 審判に怒った巨人・ガルベスは、投手交代を告げられベンチに戻る途中、審判団めがけてボールを投げつける(1998年7月31日撮影)
平成11年(1999年)
日本シリーズ ダイエー4-1中日
センバツV 沖縄尚学
夏の甲子園V 桐生第一
トピックス 西武ドームが完成
西武松坂、巨人上原が新人20勝
- 入寮の日に建築中の西武ドームを見学する松坂大輔(1999年1月9日撮影)
平成12年(2000年)
日本シリーズ 巨人4-2ダイエー
センバツV 東海大相模
夏の甲子園V 智弁和歌山
トピックス マリナーズ佐々木が新人王
イチローがマリナーズと契約
- メジャー初登板の佐々木主浩は1イニングを1安打無失点で終え、ウィルソン捕手と握手(2000年4月5日撮影)
平成13年(2001年)
日本シリーズ ヤクルト4-1近鉄
センバツV 常総学院
夏の甲子園V 日大三
トピックス イチローが1年目から大活躍
巨人長嶋監督が退任
近鉄ローズが55本塁打
- 近鉄対西武 5回裏近鉄1死、タフィ・ローズは右越えに55号本塁打を放つ(2001年9月24日撮影)
平成14年(2002年)
日本シリーズ 巨人4-0西武
センバツV 報徳学園
夏の甲子園V 明徳義塾
トピックス 横浜の経営権がマルハからTBSに
巨人松井がメジャー挑戦を表明
- 松井秀喜会見メジャーリーグ行きを発表する松井秀喜(2002年11月1日)
平成15年(2003年)
日本シリーズ ダイエー4-3阪神
センバツV 広陵
夏の甲子園V 常総学院
トピックス ヤンキース松井がワールドシリーズ出場
阪神星野監督が退団表明
- ヤンキース対マーリンズ 1回裏ヤンキース2死一、三塁、松井秀喜はワールドシリーズ日本人初本塁打を中越えに放つ(2003年10月19日撮影)
平成16年(2004年)
日本シリーズ 西武4-3中日
センバツV 済美
夏の甲子園V 駒大苫小牧
トピックス イチローが年間最多262安打
近鉄とオリックスの経営統合を機に球界再編騒動
アテネ五輪銅メダル
- オリックス対近鉄12回戦 合併反対のボードを持つオリックスファンの子供たち(2004年6月18日撮影)
平成17年(2005年)
日本シリーズ ロッテ4-0阪神
センバツV 愛工大名電
夏の甲子園V 駒大苫小牧
トピックス 楽天が誕生。初の交流戦を実施
高校生と大学・社会人の分離ドラフトに
- 楽天ユニホーム発表会でポーズをとる一場靖弘(ビジター用)と渡辺恒樹(ホーム用)(2005年1月5日撮影)
平成18年(2006年)
日本シリーズ 日本ハム4-1中日
センバツV 横浜
夏の甲子園V 早実
トピックス 王監督率いる日本だ第1回WBCで世界一になり松坂がMVP
- WBC決勝 日本対キューバ 優勝し記念撮影する日本チーム(2006年3月20日撮影)
平成19年(2007年)
日本シリーズ 中日4-1日本ハム
センバツV 常葉学園菊川
夏の甲子園V 佐賀北
トピックス プロ球団によるアマ選手への裏金問題が表面化
クライマックス・シリーズがスタート
- 処分についての会見に向かう根来泰周コミッショナー代行(2007年5月29日撮影)
平成20年(2008年)
日本シリーズ 西武4-3巨人
センバツV 沖縄尚学
夏の甲子園V 大阪桐蔭
トピックス 北京五輪で星野監督率いる日本は4位
オリックス清原引退
- 北京五輪野球3位決定戦 米国対日本 メダル獲得がならず敗退し、ベンチでうなだれるG.G.佐藤(左)らナイン(2008年8月23日撮影)
平成21年(2009年)
日本シリーズ 巨人4-2日本ハム
センバツV 清峰
夏の甲子園V 中京大中京
トピックス 第2回WBCで原監督率いる日本が連覇、松坂が連続MVP
ヤンキース松井がワールドシリーズMVP
- WBC決勝 韓国対日本 韓国を破りWBC2連覇を達成し、駆け寄った捕手・城島健司(右)と抱き合うダルビッシュ有。右上は小笠原道大(2009年3月23日撮影)
平成22年(2010年)
日本シリーズ ロッテ4(1)2中日
センバツV 興南
夏の甲子園V 興南
トピックス イチローが10年連続の200本安打でピート・ローズに並ぶ
- ブルージェイズ対マリナーズ 10年連続で200安打を達成し、歓声に応えるイチロー(2010年9月23日撮影)
平成23年(2011年)
日本シリーズ ソフトバンク4-3中日
センバツV 東海大相模
夏の甲子園V 日大三
トピックス 東日本大震災が起き議論の末に開幕戦を延期
統一球を導入
- 日本ハム対楽天 試合開始前、楽天・嶋基宏(左から2人目)が観衆にメッセージを送った。左端は日本ハム田中賢介(2011年4月2日撮影)
平成24年(2012年)
日本シリーズ 巨人4-2日本ハム
センバツV 大阪桐蔭
夏の甲子園V 大阪桐蔭
トピックス セ・リーグも予告先発導入
レンジャーズ・ダルビッシュがデビュー
花巻東の大谷が日本ハム入り
- 背番号11のユニホームを着て意気込む大谷翔平。右は栗山英樹監督(2012年12月25日撮影)
平成25年(2013年)
日本シリーズ 楽天4-3巨人
センバツV 浦和学院
夏の甲子園V 前橋育英
トピックス 楽天田中が24勝で初優勝に貢献
統一球の反発係数変更が発覚
- 西武対楽天 9回裏西武2死二、三塁、浅村栄斗(右)から三振を奪い、両手を上げてガッツポーズを決めた田中将大。捕手嶋基宏(2013年9月26日撮影)
平成26年(2014年)
日本シリーズ ソフトバンク4-1阪神
センバツV 龍谷大平安
夏の甲子園V 大阪桐蔭
トピックス ヤンキース田中が大リーグデビュー
楽天星野監督が退任発表
- 楽天対オリックス 監督退任セレモニー 星野仙一監督の胸に顔を埋め号泣する楽天嶋基宏(2014年10月7日撮影)
平成27年(2015年)
日本シリーズ ソフトバンク4-1ヤクルト
センバツV 敦賀気比
夏の甲子園V 東海大相模
トピックス 山田と柳田がトリプル3達成
プレミア12で日本は3位
- 「NPB AWARDS 2015」最優秀選手賞のヤクルト山田哲人(左)とソフトバンク柳田悠岐は笑顔を見せる(2015年11月25日撮影)
平成28年(2016年)
日本シリーズ 日本ハム4-2広島
センバツV 智弁学園
夏の甲子園V 作新学院
トピックス 野球賭博問題が表面化
広島黒田が引退を表明
- ナインに引退の報告をする広島の黒田博樹(2016年10月18日撮影)
平成29年(2017年)
日本シリーズ ソフトバンク4-2DeNA
センバツV 大阪桐蔭
夏の甲子園V 花咲徳栄
トピックス 第4回WBCで小久保監督率いる侍ジャパンは準決勝敗退
- 第4回WBC決勝ラウンド・準決勝 日本対米国 9回裏日本2死、松田宣浩が三振し試合終了となり決勝進出はならず(2017年3月21日撮影)
平成30年(2018年)
日本シリーズ ソフトバンク4(1)1広島
センバツV 大阪桐蔭
夏の甲子園V 大阪桐蔭
トピックス エンゼルス大谷が大リーグデビュー
夏の甲子園100回大会
- 第100回全国高校野球選手権記念大会・開会式予行 行進する北照ナイン(2018年8月4日撮影)
平成31年(2019年)
センバツV 東邦
トピックス イチローが引退
元号が平成から令和へ
- アスレチックス対マリナーズ 試合終了後、マリナーズのイチローは球場に残った多くのファンに手を振る(2019年3月21日撮影)
※日本シリーズの()数字は引き分け数