広島菊池涼介が猛打呼ぶ3打点、驚異の勝負強さ発揮

<阪神2-10広島>◇17日◇甲子園

広島菊池涼介内野手はポーカーフェースできばをむく。1点を追う8回1死一、二塁。3打席凡退させられた西から、内角シュートを鮮やかに左前に運ぶ同点打。

3球目にハーフスイングをとられた球を「またくるかな」と狙い打ち、バティスタの勝ち越し打も呼んだ。9回2死満塁ではとどめの2点右前打。この回7点の猛攻のきっかけとなり、3戦連続逆転勝ちで5連勝をもぎ取った。

得点圏打率を4割1分4厘に上げ、リーグトップをキープした。チーム状態がどん底を脱した4月、得点圏打率の高さについてこう話している。「得点圏に走者がいれば、いつもかえしてやろうと思ってますけどね」。そして、こう加えた。「勝てないと、絶対かえさないと、と焦りが加わる。勝っていれば、かえしてやろう、と前向きになれる」。打線が上向き、菊池涼の勝負強さが最大限に発揮される状態になってきた。

前回4月7日の対戦で完封負けした西を攻略した。緒方監督は「最後の最後にね。キクが勝負強い打撃でね。8、9回の攻撃はしっかり集中して、お見事のひとこと」と話した。一時は借金8を背負った王者が単独2位に浮上。1ゲーム差の首位巨人を、しっかりと照準に捉えた。【村野森】

その他の写真

  • 阪神対広島 9回表広島2死満塁、会沢翼の左への走者一掃適時三塁打で生還した鈴木誠也らを出迎える選手たち(撮影・清水貴仁)
  • 阪神対広島 9回表広島2死一、二塁、鈴木誠也の左前適時打で二塁から生還する菊池涼介(撮影・清水貴仁)