巨人スコット・マシソン投手(35)が今季実戦2試合目のマウンドに上がり、1回1安打無失点に抑えた。

2点を追う8回から登板。ヤクルト先頭の古賀に中前打、続く大村に犠打を決められ、1死二塁と得点圏に走者を置いた。それでも広岡をこの日最速の152キロ直球で空振り三振、代打畠山をスライダーで二ゴロに打ち取り、ピンチを切り抜けた。

昨年8月に左膝を手術。リハビリ中の同年12月に「エーリキア症」という感染症にかかり、入退院を繰り返した。一時、体重が約11キロ減ったこともあった。トレーニングが行えない時期もあり、今年2月の春季キャンプは不参加。3月1日に来日し、懸命なトレーニングを積み重ねた。

15日のイースタン・リーグDeNA戦で今季初実戦登板を果たした。1回4安打3失点としたが、最速は151キロを計測。「もっと精度を上げたい。ファンの方のためにも次はしっかりとした投球をしたい」と話していたが、中2日できっちりと結果を残した。