右手有鉤(ゆうこう)骨骨折で出遅れた日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が、24日西武戦(メットライフドーム)で1軍復帰することが決まった。23日の楽天戦後に、吉村GMが「清宮は明日、登録します」と明言した。

この日の清宮は、イースタン・リーグ巨人戦(鎌ケ谷)に「3番DH」でフル出場。2打数無安打に終わったが、実戦復帰した14日の同ロッテ戦(同)から8試合、全てDHで出場し、打率2割5分、1本塁打を記録している。試合後には「いつでも(1軍へ)行けるように、やっています」と昇格へ向けて心も体も準備を終えていた。

いきなりスタメン起用される可能性も高い。吉村GMは「(栗山)監督が『明日から使う』ということだった」とも明かした。現状で守備復帰はしておらず、DHで先発起用されることが濃厚。チームも22日楽天戦(札幌ドーム)で、主にDHで出場してきた王柏融が左翼守備に就くなど、清宮の1軍昇格に備えて環境整備も進めてきた。

チーム本塁打数が28本と12球団ワーストタイの攻撃陣、そして連敗は止めたが、まだ借金生活中のチームの起爆剤として、1軍の舞台へ戻る。