楽天美馬学投手(33)が国内フリーエージェント(FA)権の行使を視野に入れていることが7日、分かった。

今季はチームで唯一開幕からローテを守り抜き、8勝を挙げた。リーグで6人しかいない規定投球回にも2年ぶりに到達。12球団の規定投球回到達者では最も少ない24四球と安定した制球力も光る。球団は複数年契約を提示して残留要請するもよう。美馬はシーズン最終戦となった7日の試合前「何も考えていないです」と話すにとどめた。

また、西武秋山翔吾外野手(31)とロッテ鈴木大地内野手(30)の獲得調査を進めることも分かった。秋山は今季海外FA権を取得。3年連続で打率3割&20本塁打以上をクリアし、4度目の最多安打に輝いている。楽天の外野陣で今シーズン固定できたのは島内だけ。秋山はメジャー移籍も視野に入れているとみられ、動向を注視していく。国内FA権の取得条件を満たした鈴木は今季いずれもキャリアハイとなる打率2割8分8厘、15本塁打、出塁率3割7分3厘を記録した。内野全ポジションを守れる起用法の幅広さも魅力で、動向を探っていく。