ヤクルト高津臣吾監督(50)の“初仕事”が、ドラフト会議でのくじ引きになる。14日、都内の球団事務所で6時間超のスカウト会議を行い、1位が競合した場合の抽選について、橿渕スカウトグループデスクは「明日、監督にお願いします」。高津監督は、就任会見の際に「自信はありませんが、くじは引かないと当たらない。挑戦したい」と意欲を見せていた。

この日の会議では、動画を確認しながら候補69人を決定。今季セ・リーグ最下位のため2巡目を最初に指名できる利点をいかし、上位指名候補には最有力の明大・森下、星稜・奥川ら投手中心の13人。15日の会議には、高津監督と衣笠球団社長が出席する。最下位からの巻き返しをはかる来季へ即戦力投手の獲得がポイントで、橿渕スカウトグループデスクは「スカウト内では、1位を決めました。うちがいいと思った選手にいきたいと思っていますが、最終決断は明日になる」と話した。