中日ドラフト4位の慶大・郡司裕也捕手(21)が22日、東京都内のホテルで入団交渉を行い、契約金5000万円、年俸900万円で仮契約を結んだ。

郡司は20日の明治神宮大会決勝で先制2ランを含む2安打4打点と大活躍。関大を破り00年以来、19年ぶり4度目の優勝に貢献した。また、東京6大学秋季リーグでは、96年春の高橋由伸(前巨人監督)以来となる慶大出身の3冠王に輝いた。神宮大会終了後には「(来季の)開幕スタメン捕手を狙う」と宣言。中日は今季、加藤をスタメン捕手に抜てきしたが、正捕手は定まらず大野奨、木下拓、石橋を併用している状況で、来季の正捕手争いに即戦力として加わる。

また、球団関係者は「配球の読みもよく、打力は抜けている。OBの和田(一浩)のように、打力を見越して外野手に転向させる選択肢もある」と話すほど、打撃への期待も高い。大学の日本一軍団から頼もしい新戦力が加わる。(金額は推定)