虎の助っ人が虎の歴史を学ぶ? 阪神の外国人選手が甲子園球場にある甲子園歴史館を見学するプランが浮上した。球団首脳は「いいかもしれませんね。『シーツ先生が打ってる』とかね」と乗り気? 可能性はゼロではない。

甲子園歴史館は、85年に球団結成50周年を記念して球場に開設された(当時は阪神タイガース史料館)。球団史を彩ったレジェンドたちのユニホームや記録達成時のバットなどが展示されている。創設85周年を迎えた球団の足跡が、丸分かりの人気スポット。阪神のドラフト指名選手も毎年、見学に訪れる。

球団は今オフにメジャー通算92発のボーアら5人の新外国人を獲得。球団では初となる外国人助っ人8人体制で開幕を迎える。2月の春季キャンプ(沖縄・宜野座)ではジェフ・ウィリアムス、アンディー・シーツ両駐米スカウトが訪問する予定。球団との橋渡し役としてバックアップし、精神面もサポートする。

これまで1月下旬に来日した新外国人は甲子園球場やトレーニング室などを見学するが、甲子園歴史館を訪れることはなかった。球団の歴史を知れば、日本野球への理解も深まり、虎への愛情も深まるかもしれない。【桝井聡】