守護神から先発に再転向する楽天松井裕樹投手が、8安打6失点と打ち込まれ、予定の3回を持たずに降板した。

初回1死からDeNA梶谷に右翼線二塁打、ソトに死球などで2死一、三塁。宮崎にスライダーを中前打、ロペスには141キロ直球を左翼越え二塁打とされ、連続適時打で2点を失った。

2回は2死一、二塁としたが無失点。3回は先頭宮崎、ロペスに連打を浴び一、二塁。伊藤光は平凡なゴロに打ち取ったが、一塁銀次が後逸。1点を追加された。その後も大和の左翼フェンス直撃の適時二塁打、神里の右前適時打でこの回4失点。65球に到達した1死一塁の場面で渡辺佑にマウンドを譲った。最速は球場表示で144キロだった。

登板を終え「うまく投げようとしすぎて、自分の思いきりの良さだったり真っすぐでしっかりファウルを取ったりすることができなかった。変化球でストライクが取れなかったので、ボール先行になったところでストレートを打たれるケースもありましたし、変化球のストライク率も悪かった。1イニング1イニング、もっと圧倒するような気持ちだったり準備ができていなかった。先発としてうまく投げようとしすぎていた。もっと強い球を投げるということを基本に考えたい」と振り返った。

再転向初戦の練習試合ヤクルト戦(15日)は2回無失点。2戦目は課題を残す投球となった。