広島床田寛樹投手が6回2安打無失点の好投で開幕ローテ入りを確実なものにした。

最速149キロを計測するなど球威が戻ったことで変化球が生き、持ち前の制球力も発揮された。味方の2失策にも動じず、無四球で今年最長イニングを投げ切った。前回14日ソフトバンク戦とのオープン戦以上の結果、内容に「悩む内容が上がった」と手応えをつかんだ。

2月は調整が遅れ、キャンプ終盤の25日のブルペン投球では捕手会沢から「このままの状態では通用しない」とハッパを掛けられた。あれから25日。この日バッテリーを組み「球も来ていたし、打者と勝負できていた。いいと思う」と女房役から高評価を得た。

佐々岡監督も「今日のような投球をすれば期待するところはある」と認める。それでも本人は「次も変わらず、まずは結果を出せるようにしたい」とまだ決まっていないシーズンへ向けて足もとを見つめた。