4月24日を目標とするプロ野球開幕の再々延期の可能性が高まってきた。新型コロナウイルスの感染拡大で当面の活動休止に踏み切る球団が続出。前日29日に決定した楽天に続き、30日はソフトバンクが無期限の活動休止を決めた。藤浪ら3選手が陽性となり4月1日まで停止予定だった阪神も当面の間の停止に、今日31日から練習再開予定だったロッテも4月6日に延期した。DeNAも全体練習から自主練習に変更した。

正常に稼働しているチームが著しく減る中で日本野球機構(NPB)は同3日にJリーグとの新型コロナウイルス対策連絡会議を控える。井原事務局長は「4月2日の政府の専門家会議による感染状況の評価、分析、見解を受けて、当然考えていかなければいけないところは考えていく」と現時点での4月24日開幕の可否を出すことに、含みを持たせた。

イースタン・リーグとウエスタン・リーグも31日から4月6日まで予定していた練習試合を感染予防に鑑みて、すべて中止とすることを決めた。3月20日、4月10日以降、そして新たに決議した4月24日の船出も風前のともしび。最短でも5月に球音が聞かれることが現実的になってきた。