中日の1、2軍首脳陣、加藤宏幸球団代表(61)らが今後の練習方針を検討し、7日までの自主練習を中止することを決めた。ナゴヤ球場、ナゴヤドームともウエートトレーニング場、ブルペン、打撃練習場などの練習施設も完全封鎖し、選手の立ち入りを禁止。報道陣にも取材の禁止を伝えた。

与田監督は1軍首脳らと約30分、ミーティングを行ったあと、1軍選手、スタッフをナゴヤドームのロッカー室に集めた。「開幕まで早くても約2カ月。時間が空くが緊張の糸を切らないで欲しい」。3日は自主練習の休日で、4日を含めて5日続けての練習休みになる。

「選手に心の整理もさせたい。ただ、休みすぎると大きなケガをするリスクもある」(与田監督)ことを考慮。ナゴヤ球場などの練習施設を封鎖するため、それぞれ新型コロナウイルス感染予防を兼ね、自宅での調整を命じた。

8日から再開する自主練習は、1、2軍ともナゴヤ球場を拠点にする。それぞれ投手2、野手2の4グループに分けて行っていた練習を拡大して行う。「休日も1軍、2軍でずらして、ナゴヤ球場を余裕を持って使える日も作る」と監督は説明。紅白戦など実戦形式の練習も4月下旬の再開を予定する。

3月3日に決めた外出自粛措置も継続。加藤球団代表は「極力外出を控え、“3つの密”を避けさせる」と話した。7日まで与田竜は一時解散して自宅待機。スタッフともども、万全の状態で自宅待機して、8日からの自主練習再開に臨む。