阪神西勇輝投手(29)が20日、甲子園で自主練習後にオンライン取材に応じ、内定している開幕投手への責任感を言葉にした。

当初は3月20日の開幕ヤクルト戦に先発予定だった。最初の開幕延期が決まった直後の3月10日にも、矢野監督はあらためて西勇の開幕投手について「オレの中では変わりない」と明言している。

日程の先延ばしが続く中で調整は難しいが「そこは仕方がないことなので。自分の気持ちをしっかり持って、どの日になっても準備できるようにはしています。みんな同じ気持ちだと思いますし、同じことなので。僕だけということはないので。しっかり自分なりに調整していけばいいと思っています」と力を込めた。

チームは3選手が新型コロナウイルスに感染したことで、3月27日から4月14日まで活動を停止。自宅トレーニングが続いた期間も「開幕を任されている責任がある分、練習を落とすことはできなかった」という。「朝(人が)いない公園だったり、できる範囲のことはやっていました」と振り返る。

すでにブルペン投球も再開しており、いつ来るか分からない開幕戦に向けて準備を続ける。「開幕投手という責任もある。いつ開幕と言われても大丈夫なように準備するということしか頭にない。プラスに考えながら常に気を張っていますし。本当に、開幕してくれ、と思いながらやっています」と前を向いた。

この日は甲子園で自主練習。キャッチボールやランメニューに加え、ティー打撃やマシン打撃などでも汗を流した。