日本ハム栗山監督「必ず反応」自然の摂理に野球重ね

  • 栗山町の「栗の樹ファーム」で満開となった桜をバックに山本周五郎の小説「さぶ」を紹介する日本ハム栗山監督(球団提供)

日本ハム栗山英樹監督(59)が7日、満開の桜を背にして受けたオンライン取材で、しみじみと言った。

「この一瞬のために、命かけていくみたいな生き方って、すてきだな」

生活拠点を置く、北海道・栗山町にある「栗の樹ファーム」(一般には閉鎖中)にも春が訪れた。3日に敷地内にある桜が見頃を迎え、今は花が散り始めたという。「早いね、やっぱり北海道の桜ね。山桜なんだけど。旬に一瞬の輝きみたいなものって、感じるものがある」。例年とは違う自然との共生の中で、普遍の価値観を再確認している。

「論語の『慎独』。1人でいるときに、ちゃんとやっているのか。1日たりとも無駄にしちゃいけない。生きざまを問われている」

庭先にはチューリップも咲き始め、昨年まいたモミジの種も、一冬を越えて芽を出した。「ずっと我慢して、準備して(芽が)出てくるんだなと。命が動きだす時期なので、この時期すごく好きなんだよ」。自然の摂理は野球にも通じる。監督業であれば、選手の成長、そして光り輝く瞬間は何よりもいとおしい。

「待つときは待たないといけないし、手を入れたらどこかで必ず反応する。それは来年かもしれないし、3年後かもしれない。でも反応はするんだよ、自然はね。そう信じて選手たちに向かっていくしかない。自覚して前に進みたい」

花開く景色は、人生の活力になる。我慢の先に、球春も必ずやってくる。