阪神ドラフト1位の西純矢投手(18=創志学園)が「ドラ1対決」を制した。、広島戦の4回から登板。1死一、二塁で18年1位の小園と対戦した。147キロ速球で一ゴロに抑えると、さらにギアを上げた。

直後は17年1位中村奨との対戦だ。118キロカーブで空振りを奪い、146キロ外角速球で振り遅れの三振に片づけた。「(小園に)打ち損じしてもらったのはラッキーだった。カウントが結構悪かったので次に対戦するときはカウントを、どんどん取っていけたらいい」。学年こそ違うが、注目の甲子園のスター対決。初めて帽子を飛ばす熱投で「しっかり腕振れてたから飛んだのかな」と話した。

プロ初の2イニング目に突入した5回は林に被弾したが正随を148キロ速球、中神を149キロ内角速球で奪三振。球威で圧倒し、ともに振り遅れだった。2回1失点で、平田2軍監督は「まだまだホームランを打たれたり。(9回登板の)及川にしても打たれて覚えていく。順調に来ている」と評した。球団の球速表示では最速151キロを計測。西純は「だいぶ球速も戻ってきて(プロ入り後)150キロ初めて出た」。初夏の陽気に誘われてペースアップ。今後の先発登板も見据えていく。