ロッテが“ベンツ継投”でリードを守りきる。ソフトバンクとの開幕戦に備え、17日はペイペイドームで練習。井口監督は「基本的には3人でいこうと思います」と7回ハーマン、8回ジャクソン、9回益田のリレーをイメージした。

150キロ前後を投げ込む彼らは、エレガントにマウンドへ向かう。今季から3年間、高級車メーカー「メルセデス・ベンツ日本」の車が、本拠地ZOZOマリンのリリーフカーに採用されることが決定。1台2000万円級で、快適すぎる乗り心地が約束される。すでに試乗した益田は「今年もたくさんリリーフカーで登場し、チームの勝利に貢献したい」と誓った。

昨季のチーム救援防御率はリーグ4位の3・66。シーズン序盤は先発投手の球数を抑える方針で、救援陣への期待は大きくなる。指揮官は終盤3回について「その中で東條や石崎がいったりはあるかもしれない」と力強いサイドスロー右腕2人の名を挙げ、さらに楽天から加入の小野も直球が150キロを超える。ベンツから降りて握るのは、こちらも今季から本拠地で採用のベンツマークが入った統一試合球。三つ星のエンブレムのもとに、快速球をつないでいく。【金子真仁】