ヤクルト高津臣吾監督が、主力の離脱により、チャンスが巡ってきた選手の“がむしゃらさ”を高く評価した。

先制の2点適時二塁打を放った西田明央捕手(28)は、先発高梨のリード面でも光った。中村、嶋が相次いでケガで戦列を離れた中で、2位につけているチームを支えている。「決してレギュラーで始まったわけじゃないが、よく投手をリードしてくれている。打つ方も、下位打線でああやって点を取れたのはすごく大きいので、頑張ってくれていると思う」と評価した。

今季は「2番・二塁手」の山田哲人内野手が上半身のコンディション不良で離脱中。その中で、二塁手として宮本丈内野手(25)が3試合連続スタメン出場。この日は、好守で高梨を支えた。指揮官は「(山田哲が)ケガをしたのはすごく大きなことだが、それで代わって西田にしろ、宮本にしろ(試合に)出る人にとってはすごくチャンス。今後の野球人生においても、今を頑張るかどうかはすごく大きなこと。がむしゃらにやっているのはすごく伝わるし、それが結果につながってほしいと思う」と話した。