首位を走るソフトバンクに新戦力が加わった。31日、育成3年目の渡辺雄大投手(28)と支配下選手契約を結んだことを発表。
年俸は600万円(金額は推定)。これで17年育成ドラフト組では大竹、周東、尾形、リチャードに次いで6人中5人目の支配下選手。まさに「伝説の育成ドラフト」となった。
新しい背番号「48」を手にした渡辺雄はしみじみ話した。「26歳で独立リーグでプレーしていた自分を見つけ出して、29歳になるこの年まで育成で成長する機会を与えてくださった。このたび、支配下選手として挑戦する場を与えてくださった球団に感謝の気持ちでいっぱいです」。17年育成ドラフト6位で、BC新潟から26歳のオールドルーキーとして入団。1年目から「ラストチャンス」との思いで走ってきた。
特徴的なサイドスローから大きな変化のスライダーやツーシームを武器に、左キラーとしての期待が大きい。だが今季は2軍戦でここまで11試合に登板し、右打者とも対戦する中で無失点を続けている。工藤監督も「左に対してインサイドを攻めきれる。1軍で戦力になれる。いい球投げますよ」と期待を込めた。
現在チームは単独首位だが、セットアッパーのモイネロや嘉弥真らリリーフ左腕への負担も大きくなっている。渡辺雄は「場面、状況を問わず投げられるところで持っているものを出せるように。ゆくゆくは勝ちを担う重要なポジションで投げられるようにしたい」と未来への希望いっぱいに意気込んだ。【山本大地】
◆渡辺雄大(わたなべ・ゆうた)1991年(平3)9月19日生まれ、新潟県三条市出身。中越では3年夏、甲子園準優勝の日本文理に敗れて県準V。青学大に進み、14年にBC・新潟入団。17年育成ドラフト6位でソフトバンク入りした。186センチ、80キロ。左投げ左打ち。



