矢野阪神が15日から首位巨人と東京ドームで3連戦に臨む。

今季未勝利の敵地で、3試合のうち1つ負けた時点で自力Vの可能性が消滅する正念場。15日巨人先発は開幕から無傷の10連勝を飾っている菅野智之投手(30)で、阪神は2番に梅野隆太郎捕手(29)を据えるオーダーを継続して挑む。投手陣は第3戦に中5日でエース西勇輝投手(29)を投入する見込み。背水の必勝2大プランで、虎がG3連倒を狙う。

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投手陣もG3連倒へ、手が打たれた。15日の初戦は中7日で高橋遥人投手を先発に立てる。16日は、8月20日巨人戦で6回1失点と力投した青柳晃洋投手が中6日で先発する見込み。さらに、第3戦の17日はエース西勇を中5日で送り込むとみられる。西勇は今季G戦2試合に先発して1勝0敗。前回登板の11日広島戦は完封勝利を挙げている。

3試合とも打線の奮起だけでなく、投手陣の奮闘も不可欠。矢野燿大監督は言う。「チームとして、これがいいだろうという選手を送り出している。あとは信じて頑張ってくれれば。あまり、抑えなきゃダメとか、先取点を取られたらダメだと(ばかり)思って投球してほしくない。堂々と向かって、攻めていく気持ちで投げてもらうことが一番」。結果を恐れず、強力な巨人打線に立ち向かい、ポテンシャルを発揮することを願った。

この日、西勇は高橋や青柳らと甲子園での投手練習で調整。福原忍投手コーチはエース右腕の次戦について「西らしい投球をしてほしいし、いいリズムで投げてくれたらいいなと思います」。先発を託された投手陣が、勝利のバトンをつないでの3連勝に期待したい。

◆15日に巨人のマジックが点灯する条件 阪神戦に勝てばM38が点灯。引き分けは持ち越しとなる。