巨人畠世周投手(26)が先発では1099日ぶりの勝利を挙げた。

予告先発だったメルセデスが左肘の違和感で登板を回避し巡ってきたチャンスで、6回2安打無失点と好投。チームの連敗を3で止めた。「自分の持ち味は真っすぐだと思っていたので、その真っすぐを投げていこうと思っていました。悔いのないボールを1球でも多くなげようと思ってマウンドに立ってました」と最速151キロの直球を軸にDeNA打線をねじ伏せた。

この日唯一背負った2回1死一、二塁のピンチでは、倉本を左飛、続く柴田には150キロ直球で見逃し三振に切った。原監督は「いろいろ経験を持ち合わせて、力そのものはある投手だから。少し自分の力の出し方というところでファームに落ちて、悔しい思いもしながら、少し組み立てという部分では、できていたんじゃないでしょうかね」と評した。

畠は今季開幕ローテ候補の1人と期待されながら、2月に右肩周辺の肉離れで離脱。7月31日に初先発して以降、試合前まで0勝3敗、防御率5・95と苦しんでいた。