中日の大野雄大投手(31)がヤクルト打線を2安打に抑え、先発全員から11三振を奪う完封劇でチームを今季2度目の4連勝に導いた。5連続完投勝利後の自身の連敗を2でストップ。エースが底力を発揮し、6勝5敗と再び勝ち星も先行させた。「前回、早い回で終わってしまったので今回はしっかり投げたいな、と。(前日のインタビューで)与田監督が『完投してくれるでしょう』と話していたのを自宅で聞いていたので何とかしたいな、と思ってました」。仕事を果たした左腕はお立ち台で安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

▼中日与田監督(大野雄の完封で4連勝)「昨日、完投してくれるだろう、と話したことを聞いていて『完投します』と言ってくれた。すごい男だと思います。まだゲームも残っているので1つでも勝って順位を上げていく」