阪神岩田稔投手(37)が9日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、減額制限の25%を大きく超える51%ダウンの年俸1860万円でサインした。

今季は5試合先発で1勝2敗、防御率6・35。10月1日中日戦では7回途中無失点でコロナ禍のチームを救ったが、その後の登板では苦戦。「チャンスがなかなか回ってこなかった中、そこでつかみきれなかった。そういうシーズンだった」と悔しさをにじませた。

今季初取得した今季国内フリーエージェント(FA)権は行使せずに残留。虎16年目となる来季は背水のシーズンとなる。

「痛いところはどこもない。来年しっかり頑張ってやり返したい。しっかり巻き返して1年間完走したい。チームとして生え抜きの最年長になった。背中で見せていけるような先輩にならないと」

オフは大阪・堺市内の大泉緑地で自転車競技BMXを使ったトレーニングも予定している。

また、この日はNPO法人「日本IDDMネットワーク」が運営する「1型糖尿病研究基金」に10万円を寄付したことも発表された。自身は高校2年冬に同病を発症しており、09年から1勝につき10万円を同基金に寄付している。

「コロナ禍という特殊な環境で、プロ野球界だけでなく、すべての方々が難しい日々を送ったシーズンであった中、数は少ないですが1軍で1勝することで、毎年自分が目標としている基金への寄付を実施できたことはうれしく思っています。また来年もしっかり1つ1つ勝ち星を積み上げていけるように頑張っていきます」とコメントした。