中日大野雄大投手(32)は、新型コロナ禍の変則シーズンでキャリアハイの成績を積み上げた。3月の開幕が延期となり、自主練習の期間に取り組んだのが柔軟性の強化だった。ナゴヤ球場での時間の限られた練習以外は自宅待機する中でバレエを学ぶ長女や妻らと興じた柔軟体操がきっかけになった。

「良かった。特に肩甲骨周り、ヒジ周りは投手の命。肩、肘周り、胸郭とかの柔軟性、可動域を上げることはケガの防止につながる。ずっとやってました」。塚本コンディショニングコーチとの話し合いで上半身中心の柔軟性強化に移行させたのが、大きな転機になった。

昨季、両リーグトップの148回2/3をケガすることなく投げ抜いた。ドラゴンズ愛でFA宣言せず残留した。宣言残留を認める球団の愛も感じた。家族からの愛もエースの飛躍を後押しした。【中日担当=伊東大介】