ロッテは15日、清田育宏外野手(34)に無期限の謹慎(活動停止)処分を下したと発表した。

清田をめぐっては、昨年9月末からの札幌遠征中に、新型コロナウイルス対策として禁止されていた部外者との会食を球団に報告しなかったと、今月8日発売の写真週刊誌「FRIDAY」が報じた。球団は昨季以降、行動履歴の報告を選手やスタッフに義務づけている。

報道を受けて確認調査を進め、この日までに球団ルールの違反と虚偽報告が事実と確認。管理者責任として、松本尚樹球団本部長(50)も厳重注意となった。

清田は球団を通じて「千葉ロッテマリーンズ球団関係者の皆さま、プロ野球ファンの皆さま、このたびは私の軽率な行動により多大なるご迷惑をおかけしたことを心からおわび申し上げます。私の行った行為は決して許されるものではないと理解しております。処分内容に関しまして真摯(しんし)に受け止め、自分の行為を深く反省し、また皆さまに応援してもらえるような選手となれるように自分と向き合っていく所存です。このたびは本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。

清田は09年ドラフト4位で入団。昨季までの11年間で通算919試合に出場。昨季は70試合に出場し、打率2割7分8厘、7本塁打をマークした。シーズン終盤や、ソフトバンクとのCS第1戦(ペイペイドーム)では4番打者としてスタメン起用されていた。

オフに国内FA権の行使を熟慮するも残留を決断。2度の契約更改交渉を12月に行い、推定年俸6000万円の2年契約をロッテと結んでいた。