日本ハムのドラフト1位伊藤大海投手(23=苫小牧駒大)が2月28日、沖縄・名護での広島戦で実戦2度目のマウンドに上がった。松山に2ランを献上するなど4回5安打3失点も、試合後は手応えを口にした。

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ステップアップを実感する、マウンドになった。伊藤が4回5安打3失点の結果以上に、収穫を得た。「投げている内容は、手応えがあった」。前回登板の20日楽天戦は3回2安打2失点(自責0)。「投球内容的には、前回と全然違う。気持ちの面でも、数字で見て取れる以上に大きなものがあった」と口にした。

テーマの1つにした「打者1人に4球ずつ」は、上々の成果をつかんだ。17人に対し13人でクリア。先発として球数を考え、テンポを心掛けるノルマとした。「まだ(球数は)ちょっと多い」としたが「悪い数字ではない」と納得。今後はイニングの先頭打者や、2死からの走者への対応力を上げていく。

試合前には、侍ジャパン大学代表でチームメートだった広島森下にあいさつ。前夜にも連絡し「勉強することが多いです」と伝えていた。自身が降板後は、6回から登板した森下の投球をチェック。「ボールのキレ、マウンドでのたたずまいが違う」と見て学ぶこともあった。

次回は7日の巨人戦(札幌ドーム)で5イニングをめどに登板予定。ルーキーでの開幕ローテ入りへ「ここからギアを上げて、プレーできるようにしたい」と結果でも証明していく。【田中彩友美】

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