プロ9年目で初の開幕投手が決まった阪神藤浪晋太郎投手(26)が9日、甲子園で広島とのオープン戦前の全体練習に参加後、大役に懸ける覚悟を語った。
【阪神藤浪の一問一答】
-開幕投手はいつ伝えられた
藤浪 一昨日、残留練習中ですね。練習している時に監督からラインがありました。
-その時の詳しい状況は
藤浪 まあ、練習して上がってきた、監督からそういう連絡をいただいたということです。
-驚きはあった
藤浪 驚きしかなかったですね。むしろ。開幕というのは自分の中でまったくと言っていいほど頭になかったので。ただただ驚いたっていうのが1番ですね。
-告げられた時は矢野監督からどんな言葉
藤浪 その時は(監督が)遠征に行っていたんで特になかったですけど、帰ってから直接会って話したいということでした。
-帰ってきてからどんな言葉
藤浪 今日お会いさせていただいたんですけど、開幕で行くからと。大山がキャプテンをやったり、近本が選手会長をやったり、お前たちの世代で強いタイガースというのを、お前たちの世代でなっていってほしいと。そういう形で話してもらいました。
-残留練習の時に伝えられたのはどのような形
藤浪 残留練習の時は監督から連絡いただきました。
-電話で
藤浪 その時は文章でしたね。
-文章にはどのようなことが
藤浪 帰ってから詳しく話すからと。とにかく事実だけです。
-どんな気持ちが芽生えた
藤浪 ビックリというのがありますし、今でも驚いていて。考え切れていないというか、落ち着いていない状況です。
-真っ白になった
藤浪 真っ白になったとまではいかないですけど、落ち着かないという感じです。
-開幕投手という存在は特別
藤浪 そうですね。自分自身はそんなに考えたことはなかったですし、能見さんだったり、メッセンジャーがいたので開幕投手について考えたことはなかったですけど、やっぱりチームの顔だと思いますし、責任もあると思います。
-先発の軸として期待される
藤浪 そうやって期待しているという話もいただいた。結果で示したい。せっかく選んでいただいたんで頑張りたいと思います。
-キャンプからここまでの手応え
藤浪 ここまではいい感じで来ているので、自分の課題だったりとかやりたいことが出来ているので、まだオープン戦もありますし自分のやるべきことをしっかりやって過ごしたいなと思っています。
-周りから声は掛けられた
藤浪 いや。まあ、開幕やなとか、頑張れよとか。
-キャンプでもワインドアップなどをやっている。順調か
藤浪 今のところは、はい。フォームだったり技術的なところは順調に来ていると思います。
-ヤクルト戦でどのような投球を見せたい
藤浪 やっぱりチームに勢いがつくような投球をしたいですし、打たれるより打たれない方がいいと思いますし。もちろん苦しい場面もあると思いますけど、なんとか粘ってチームの勝利につなげられたらと思います。
-ファンにメッセージ
藤浪 せっかく開幕に選んでいただいたので、楽しみにしてくださる方も多いと思いますし、しっかり結果を出せるように頑張りたいと思います。
-期待も感じたと思う。前向きな感情も
藤浪 そうですね。矢野さんにもそういう話をしていただいたんですけど、期待している、評価しているからと。それを自信にしてくれという話もいただきました。開幕に選んでいただくというのはそれ相応の評価をいただいてのことだと思うので、そういう意味ではプラスにとらえたいと思います。
-チームの1試合目。そういう意識は
藤浪 そうですね。開幕戦というとすごい特別に聞こえるんですけど、たぶん2戦目に投げても3戦目に投げても自分にとっての開幕というのは変わらない。あまり深く考えすぎず、143分の1とは言わないですけど、それくらいの気持ちで。あまり特別視しすぎて入れ込みすぎるのもどうかなと思うので。できるだけ普通にフラットに入っていければと思います。
-ヤクルト打線のイメージは
藤浪 打線のいいチームですし、まして神宮となると油断するとポンポンと大量点になるんで、その辺りはしっかり気を引き締めていきたい。
-神宮はいいイメージがあると思うが
藤浪 そうですね。悪いイメージはないですけどね。ただ、難しい球場だとは思っています。はい。まあ、フラットに入っていければ。あまりどうこうという印象はないです。