日本ハムの「22」は捕手の印象が強いといえる。プロ5年目の82年から95年まで14年間着用した田村藤夫は、93年にベストナイン、ゴールデングラブ賞、金石投手とともに最優秀バッテリー賞を受賞するなど正捕手として活躍。その後、早大からドラフト2位入団の荒井修光(96~98年)が受け継いだ。

11年からは「64」から変更した鶴岡慎也が着け、14年のソフトバンク移籍でいったんは離れたが、古巣復帰の18年から再び着用。球宴4度出場の加藤俊夫(74~81年)を含め、球団名が日本ハムになった74年以降、延べ8人が着用してきたが、うち5人が捕手だ。

他ポジションでは、北海道に本拠地移転後の黄金期を支えた投手の1人、建山義紀が99年から12年間、背負った。04年最優秀中継ぎ投手に輝き、06年に武田久らとともにリーグ優勝、日本一に貢献。サイドスローの仕事人は現在、侍ジャパン投手コーチを務めている。