DeNAは東日本大震災から10年を迎えた11日、横浜スタジアムでの練習前に、選手、スタッフ全員で1分間の黙とうを行った。バックスクリーンの上には、半旗を掲げた。

三浦大輔監督(47)は10年前を思い起こした。11年3月11日、横浜スタジアムでオープン戦のヤクルト戦に先発。5回3失点で降板し、トレーナー室でアイシングを受けていた。「本当に怖かった。テレビが落ちそうだった。2回目の揺れで(隣の)ホテルとマンションがぶつかるんじゃないかと思った」。自宅へ帰ろうとすると、渋滞で1時間近く横浜スタジアム周辺から動けなかった。結局、球場に戻り「スタジアムにマットを敷いて」宿泊したという。

「あれから10年。野球ができていることに感謝しなくてはいけない。感謝しながら思いを1つにして頑張っていかないと」と話した。