日本ハムのドラフト1位伊藤大海投手(23=苫小牧駒大)のデビュー戦が、31日西武戦(札幌ドーム)に決まった。18日、栗山監督は「札幌ドーム第2戦。順番的には(開幕戦から)5戦目、水曜日、3月31日と本人に伝えた」と本拠地開幕カードの2戦目で先発として起用することを明かした。

伊藤は14日広島とのオープン戦(マツダ)で先発し、7回4安打無失点と好投。開幕ローテーション入りをアピールしていた。栗山監督は「競争だと打ち出して、一番結果をちゃんとした試合で出したのは誰ですかっていうと、結果的には7回0封したヒロミ(伊藤)が一番いい形で結果を出した」と説明。競争原理にのっとるとともに、初めて公式戦に臨む伊藤に腰を据えて準備する期間を与えたい親心もあり、26日の開幕戦楽天戦(楽天生命パーク)で開幕投手を務める上沢直之投手(27)に次ぐ公表となった。

北海道・鹿部町出身の伊藤は、04年の北海道移転後では初めての地元出身のドラフト1位投手。球団では、ドラフト1位投手が本拠地開幕カードでプロ初登板を先発デビューで飾るケースは、04年以降で初めてとなる。

栗山監督は「みんながびっくりするようなピッチングとか『北海道をこの男に託したいんだ』と、子どもたちが思うような姿。もちろん勝ってほしいけど、まずは堂々とする姿をマウンド上で見せてほしいなと思います」と大きな期待を寄せた。