竜の後半戦反攻のカギはパ・リーグにあり。中日が7月下旬から8月にかけての五輪期間中の練習試合を本拠地バンテリンドームでパ・リーグ球団と行うことが14日、分かった。

中日は東京五輪による約1カ月の空白期間を有効活用する。球団関係者は「パ・リーグ相手に12、13試合の練習試合をバンテリンドームで行う予定」と明らかにした。中日は交流戦でパを相手に9勝7敗2分けと健闘。7年ぶりの勝ち越しで終えた。交流戦を終えた与田監督は「(選手には)少しずつ自信にして欲しい」と、パ相手の奮闘に手応えを感じている。

貧打にあえいだ打線も、交流戦18試合で15本塁打と上昇気配。主砲ビシエドに至っては交流戦打率球団新記録の4割9厘と好調を継続する。また、控えの堂上、三ツ俣、高松らも好調。投手陣も小笠原が交流戦防御率0・96と安定、柳も2勝1敗とけん引した。「(セの)レギュラーシーズンではなかった勝負強さがでてきたのかな」と、指揮官も喜ぶ。

セ・リーグは阪神が独走状態。中日は12ゲーム差の4位に甘んじ、2位巨人、ヤクルトを5差で追う。しかし、阪神とは東京五輪後に14試合を残し反撃のチャンスを残す。セ界奪取へ、「交流戦」で反攻をかける。【伊東大介】

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