オリックスが37年ぶりの11連勝を飾った。3回に高卒2年目紅林が左中間へ5号ソロ。

「しっかりと芯でとらえられました。先制点を取りたいと思っていたので打ててよかったです」と話した。さらに2死から主砲吉田正が5月28日以来19試合ぶりの13号ソロ。「左中間方向へライナー性のいい打球が飛んでくれました」と納得のコメントだ。6回にはラオウこと杉本が15号ソロ。1発攻勢で日本ハムを沈めた。

オリックスの11連勝は84年5月24日から6月8日まで13連勝して以来。当時の球団名は阪急で、オリックスとなってからの11連勝は初めての快挙だ。

84年の阪急は、5月半ばに首位に立つと、この13連勝で一気に2位以下を引き離し、そのまま優勝のゴールテープを切っている。助っ人ブーマーが3冠王でMVPに輝いたほか、藤田浩雅が新人王、21勝を挙げた今井雄太郎が最多勝、最優秀防御率、佐藤義則が最多奪三振のタイトルを獲得するなど投打で活躍した。山本、宮城が防御率、最多勝を争い、吉田正や杉本が打率上位で暴れる今季も、当時をほうふつさせるものがある。ノッてるオリたちが、Vへ突き進む。

▼オリックスが6日中日戦から1分けを挟んで11連勝。オリックスの11連勝以上は阪急時代の84年に13連勝して以来、37年ぶり9度目になる。連勝中(12試合)のチーム打率は2割7分2厘だが、チーム防御率は1・58。特に、先発投手の防御率は1・19で、この日の田嶋を含めて5回まで0点に抑えたのが7人おり、先発投手の頑張りで37年ぶりの大型連勝を記録した。

◆オリックスと近鉄は別球団 オリックスの前身は阪急。近鉄は04年で消滅した球団として扱い、オリックスの成績には含まない。

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